宮崎県知事選の結果、そのまんま東知事の誕生である。意外な気はしない。十分ありえると予想していた。
宮崎県民は東の政治手腕に期待をしたというより、県知事ってどんなことやるのか知らないけれど、東、いっちょ景気よくやったれや、ま、ダメならダメでそれも面白いしな、みたいな野次馬的感覚で投票したんじゃなかろうかと思うのである。
それにしても投票率64.85%…面白がって投票に行くにしては高い。ニートや引きこもりやデートで忙しい若者たち、足腰弱って頭が呆けた老人たち、休みの日くらいゆっくりさせろと言ってコタツで酒を飲むリストラ寸前のオヤジたち、小学生の息子の部活の世話に忙しい主婦たち、そんな人たち全部ひっくるめての65%、すごく高い気がします。これはやっぱり、業界団体が配下の企業に推薦候補への投票を指示し、企業は社員に投票を命じ、社員は家族を引き連れて投票所に行ったとか、あるいは近所の世話役っぽいオジさんが1票5千円で買ってくれたとか、そんなことでもないと到達できそうにない数字です。ただ単にこの人に共感するから投票にいく、って人ばかりだとこんな数字にはならないでしょう。あと、思うのは、投票は国民(今回は県民)の義務だから行かなきゃって思うマジメな人もいるでしょう。あれ?義務だったっけ?権利だったっけ?