「世界変動 マネーの模索」(24日朝日新聞)

経済というものは面白い。物理や哲学が分かると面白いだろうけれど、そんな頭は持っていないので経済について考えてみる。もちろん、経済だって俺には分からないけれど考えることは楽しい。
「(FRBの)国債の大量購入は、住宅ローン金利の押し下げなどを狙っている」というのはどういうことなのだろう。なぜ、FRB国債を買うと住宅ローン金利が下がるのだろう。その理屈が分からない。きっと、風が吹けば桶屋が儲かる式の理由があるのだ。国債を買う人間が多いと国債金利が下がり、そうすると市中金利も下がって、ローン金利も下がるとかなんとかそういうことなのだろう。全然的はずれかもしないが。
もしも日本政府が円を大増刷して、国民一人につき3億円ずつ配ったとしたらどうなるだろう?全部で3京6千兆円。円は金兌換券じゃないし、単にお札を刷って配るだけなので、国の借金にはならない。3億もらった国民は、それを元手にもっと稼ぐもよし、仕事を辞めて遊んで暮らすもよし。と、政府にとっても国民にとってもいいことづくしの政策なのだが、こんな政策が実行されることは当たり前だがありえない。なぜ?「当たり前」と言っておきながらうまく答えられる自信がない。