数日前、家庭内でトラブル=家族ら亜澄さんの言動非難−短大生遺体切断・警視庁
1月6日20時1分配信 時事通信


 東京都渋谷区の歯科医武藤衛さん(62)宅で長女の短大生亜澄さん(20)の切断遺体が見つかった事件で、犯行の数日前、二男の予備校生勇貴容疑者(21)=死体損壊容疑で逮捕=らと亜澄さんとの間で、亜澄さんの言動をめぐってトラブルが起きていたことが6日、警視庁捜査1課と代々木署の調べで分かった。同課などは、家族らから詳しい事情を聴き、事件との関連を慎重に調べている。
 勇貴容疑者は昨年12月30日午後3時ごろ、自宅内で亜澄さんの遺体を包丁などで切断したとして逮捕された。
 同課などの調べで、遺体損壊事件が起きる数日前、勇貴容疑者を含む家族と亜澄さんとの間でトラブルが起きていたことが判明。勇貴容疑者らが亜澄さんの言動などを非難したという。 

最終更新:1月6日20時1分

えー、この事件でなにが言いたいかというと、殺人はまあ分かるとして死体をバラバラに切断するのが分からないのです。僕はとてもひとを殺すことはできそうにないけれど、それよりもっとできないと思うのは死体をバラバラに解体することです。
殺すという行為は恨みや激昂によって理性を一時的に失えば、例えば拳銃の引き金を絞るだけでできるし、あるいはナイフで心臓を突くことでもいいけれど、瞬間的に実行できるものです。だから、僕も殺人を犯す可能性が絶対にないとは言えないと思っています。
でも、死体を解体するという行為は、死体に対して怖れを持つ人間であれば一時的な感情や瞬間的な行動でなしうるものでなく、恨みや怒りという感情をそれなりの時間持続しなければなしえないものです。僕はそんなことができるほど強く恨みや怒りを保ち続けることはない人間だと思っています。
勘違いしないでいただきたいのは、僕が善人だと言いたいのではなく、あるいはひとに対して恨みや怒りを抱かないで済む恵まれた環境に育ったということでもなく、ただ単に死と死体を怖れる(畏れる)者だということです。