期待したほど面白くはなかった。というより、はっきり言って退屈だった。でも、いくつか僕の脳ミソをくすぐるところはあった。仮に僕がマンガを描くとして、映画のストーリーから想起して僕のマンガに取り入れたいと思うエピソードがあった。それは、この映画だからこそ思い浮かんだのかどうかは分らない。この映画でなくともどんな映画にもヒントはあるのかもしれない。小説も読まず映画も観ない最近の僕には自分の内面から沸き起こるアイディアはなく、何かに触れることでしか創造のタネがないように思う。
ああ、そんなことを書きたいんじゃない。そんなことを書くつもりじゃなかった。酒を飲むのを控えよう。挫折した禁煙を取り戻そう。俺の人生、もうわずか。