2008-04-23 タクシー しごと 夜の12時を過ぎて、繁華街に近い国道を、残業帰りの僕の車が走る。 路肩に沿ってタクシーが何台も何台も停まっている。 どれだけ待ってどれだけの料金を走るのか。 僕の給料はきっと、彼らの給料の倍以上ある。 だけど、どちらが幸せかと問いかける気にはなれない。 どちらがまだしも不幸から遠いかという問を自分に投げる。 たぶん僕の方が遠い。 そう思えたとしても喜びはない。 幸福から遠いという意味ではどちらも同じ。