裁判員裁判

昨日(3日)から、東京地裁で初めての裁判員裁判が始まった。
そもそも、裁判員制度が始まった理由は、朝日新聞(4日)の1面にあるように「個別の裁判の結論に健全な民意」を働かせるためだった。
でも、そういう言いかたって、「裁判官は世間を知らない頭でっかち人間だ」と言っているように聞こえる。それって、裁判官のみなさんに失礼じゃないですか?裁判官の人たち、怒っていいと思いますよ、僕は。いや、ほんとはとっくに怒ってるんだろうけど、怒ったとこ見せると逆に、「やっぱり分かってないな、お前ら」なんて言われるのがオチで、なんの得にならないから沈黙を守っていらっしゃるような気がします。で、裁判員制度がうまくいかなかったりしても、「でしょ?でしょ?やっぱ、僕ら職業裁判官でなくっちゃダメっしょ?」なんてことは一切言わずに(心の底でそう思ってたとしても)、粛々と職務をこなされるような気がいたします。
ちなみに、いまのところ犯罪を犯すつもりのない僕ですが、もしも被告席に立たされるようなことになれば、裁判員のみなさんに裁かれたくはないと思っている次第です。