風味絶佳

風味絶佳 (文春文庫)

風味絶佳 (文春文庫)

6編の短編それぞれに肉体労働者が登場する。作業内容や専門用語は取材や資料で調べたのだろう。わざわざ調べて書く行為は「文学」というより「仕事」(作家が報酬のために行うもの)という感じがする。それが悪いというわけではないが、「なんのために書くのだろう」という気持ちにさせられる。